ファスティングの成功を左右するのが、「準備食」と「回復食」です。ファスティング期間中に一生懸命頑張っても、終わったとたんに好きな食べ物や脂っこい食事をしてしまってはリバウンドしてしまいます。
でも、「準備食や回復食って作るのに手間がかかるんでしょ!」と思っていませんか?実は、コンビニで売っている食材も使用できます。面倒くさがりさんのためにコンビニで買えるファスティングの準備食と回復食をピックアップしました。
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ファスティングの準備期間と回復期間とは
ファスティング(断食)には、下記の3つの期間を設けましょう。
- 準備期間
- 断食期間
- 回復期間
本格的なファスティングを始める前の準備期間で食事の内容や量を調整することで、「これからファスティングを始めますよ」と体に知らせることができます。ファスティング前に脂っこいものや甘いものを食べてしまうと、ファスティングを始めても消化が終わらず、胃腸をしっかりと休ませることもできません。
ファスティングの効果を最大限に出すためには、本番で「ただ食べない」というだけでなく、準備期間で準備食を食べるということが大切です。また、ファスティングの後は脂肪分をため込みやすい状態になっているだけでなく、空腹が続いていた内臓は非常に敏感な状態です。
そのためファスティングの後に暴飲暴食をしてしまうとリバウンドして全てが台無しになってしまう可能性があります。準備期間でファスティングへの準備を整え、そして回復期間を設けることでリバウンドを防ぎ、健康な状態を維持できるようになります。
準備期間中と回復期間中に気をつけるべきこと
準備期間中の食事について
準備期間中は、食事の量を減らしつつ、ヘルシーな食事を意識して胃腸を整えていきましょう。準備期間は、断食期間と同じ日数を行うのが理想です。例えば、3日間ファスティングするときは、準備期間も3日間かけて行いましょう。
期間中は高タンパク質、高脂質、塩分の多い料理を避けて、消化に優しい食物繊維が豊富な食品を食べるようにしましょう。いくら良質なものを食べたとしても、食べすぎると体に負担がかかります。また、しっかり噛むことで消化をよくし栄養の吸収を助けることができるので、よく噛んで食べることが大切です。
回復期間中の食事について
回復期間の目的は、胃腸の状態を元に戻すことです。ファスティング後はエネルギーを蓄えやすくなっているので、重湯やおかゆといった柔らかく、消化が良いものからスタートしていくことが大切です。
肉、卵、乳製品などの動物性タンパク質は急に食べると消化不良を起こす可能性があるため控えましょう。回復期間も準備期間と同じく、ファスティングと同じ日数を行うようにします。また、アルコール、タバコ、カフェイン摂取は胃を強く刺激するので、期間中は極力避けるようにしなければなりません。
準備食や回復食は「まごわやさしい」を意識する
健康に良いと世界から注目されているのが和食です。準備食や回復食は「まごわやさしい」を意識した食材を使用しましょう。「まごわやさしい」とは、健康的な和の食材の頭文字をとったものとなっています。
- 「ま」は豆類
- 「ご」はごまなどの種子類
- 「わ」はわかめなどの海藻類
- 「や」は緑黄色野菜
- 「さ」は魚全般
- 「し」はシイタケなどのキノコ類
- 「い」は芋類
まごわやさしいは健康的な食卓の合言葉なので、準備食、回復食で何を食べたらいいのかわからない時は、これらの食品の中からチョイスするようにしましょう。ただし、和食は塩分と糖分が多いので、味付けは濃くし過ぎないようにすることが大切です。
食べてない期間がファスティングの本番で重要と思われがちですが、最重要なのは準備期間や回復期間で何を食べるのかということです。
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