健康のためにファスティングをするとなれば、安易に固形物は口にできません。そんなときは、飲み物だけでも好きにチョイスしたくなるものです。ファスティング期間中にコーヒーは飲んでもいいのでしょうか?
ファスティングってコーヒーもほうじ茶も牛乳もダメなんかな??
— (@vraispace) April 23, 2020
ファスティング中のコーヒーはアウトでしょうか。
— mayu (@sclfrnd914) February 29, 2020
ここではファスティング期間中のコーヒーについて説明していくので、普段よく飲む人はチェックしてみてください。
目次
ファスティング期間中のコーヒーは胃腸への負担が大きい
コーヒーは、基本的に胃腸に優しくない飲み物です。刺激が強いため、空腹時に飲んだときは、少し胃痛や不快感を感じることもあります。これは、胃酸が増えてしまうからです。コーヒーの中のカフェインが過剰な分泌を促し、胃が荒れていきます。
ファスティングの効果を下げることになるので、なるべくコーヒーは控えるようにしてください。ファスティングでは、胃腸に休息を与えることが重要になります。しっかりと休めることで、免疫力アップなどのメリットが得られるのです。
ところが、コーヒーを飲んでいると、休息の効果が弱まってしまいます。刺激が強すぎるために、内蔵をゆっくり休ませることができません。過剰に分泌された胃酸が、余計なダメージを蓄積させてしまいます。
胃腸に負担をかけない上手なファスティングをするなら、できる限りコーヒーは我慢しましょう。水だけでは物足りない場合は、ノンカフェインのハーブティーなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。
コーヒーの利尿作用よる水分不足に注意
コーヒーには利尿作用があるため、飲むとトイレが近くなります。これもファスティングにはよくありません。水分を体外へ放出しすぎることで、本来必要な分まで失う恐れがあります。
水分不足になると「めまい」や「頭痛」といった症状を引き起こす可能性があります。
普段コーヒーを飲むときは、そこまでのデメリットはありません。悩むとしても尿意を我慢する時間が増えるくらいです。しかし、ファスティング期間中は、水分摂取には十分注意してください。
ファスティング期間中のコーヒーは代謝の低下に繋がる!?
ファスティング期間中にコーヒーを飲み過ぎると代謝が悪くなっていきます。そうなるとエネルギー消費が捗りません。エネルギーがなかなか消費できず、体内にとどまってしまうため、痩せにくくなるのです。
ファスティングをダイエットのために行うなら、代謝の低下には注意してください。これもコーヒーの利尿作用が影響する要素です。水分が不足していると、水溶性のビタミン、ミネラルなどを効率よく吸収できません。
これらを摂取できないことが代謝の低下に影響を及ぼします。必要な成分を失わないためにも、コーヒーはできるだけ我慢しましょう。ファスティングで胃腸を休めることは、代謝の向上にもつながります。
食事量の制限に加え、エネルギー消費も活発にすることで、ダイエット効果を高めるわけです。しかし、胃腸を刺激しすぎて休息を妨害すれば、代謝の向上ができません。
ファスティングを効果的に行うためには、水や酵素ドリンク、スムージーなどの刺激の少ない飲み物を優先しましょう。
ファスティング中にコーヒーのデメリットを抑えながら飲む方法
コーヒーのデメリットがわかっていても、人によっては飲みたくなることがあります。すっかり習慣になっている場合、急にやめるのは苦しいものです。
無理にゼロにすると、強いストレスを感じ、諦めの気持ちが湧いてくることもあります。
ファスティングの何が辛いかってコーヒー飲めないところ。
— かなぽん (@kanapon_1121_3) April 15, 2020
失敗しないためには、デメリットの少ない飲み方も知っておきましょう。それは、ノンカフェインかつ無糖にすることです。そうすることで胃酸の過剰分泌や利尿作用を抑えられます。砂糖を入れずに飲めば、ダイエットの邪魔になることもありません。
リスクを防ぎながら、コーヒーの風味だけを楽しめるのです。とはいえ、油断してがぶがぶ飲むのはNGです。ファスティングを成功させるためには、普段よりも量を減らしましょう。
少量ずつ飲み、さらにゆっくりと減らしていくことが、断食中の最適な飲み方になります。飲まなければデメリットは最小限になるので、コーヒーなしの生活に慣れることが大切です。
急に止めることはできなくても、徐々に慣らす方法ならハードルは下がります。コーヒーがないとストレスがたまる人は、ゆっくりと無理のない制限をしていきましょう。
自分のペースで取り組んでいけば、挫折を避けられるようになります。
さいごに
コーヒーはファスティングに不向きな飲み物なので、できれば一切飲まないようにしてください。基本的には水を飲み、飽きるようならお茶も加える方法がおすすめです。
お茶にも利尿作用があるので飲みすぎは禁物ですが、カフェインのような刺激はありません。しかし、無理に我慢してすぐ諦めるようでは、目標の達成ができなくなります。
どうしても我慢できないときは、デメリットを抑える方法で少しだけ飲んでいきましょう。