「断食をすると筋肉量が落ちる」という話を聞いたことがありませんか?せっかく筋トレをして筋肉を増やしたのに落ちるなんて…そう思ってしまいますよね。でも、実際断食をすると筋肉量も落ちるのかよくわからない!という人も沢山いると思います。
そこで今回は断食をすると
- 筋肉量も落ちるという噂は本当なのか?
- 筋肉を落とさず断食するのは可能なのか?
について詳しく解説していきます。
目次
断食をすると筋肉も落ちるって本当!?
正しいやり方で断食をしなければ筋肉量を落としてしまう可能性が高くなります。断食を始めると固形物の食事を取らないため体のエネルギー源となる糖質が不足しがちな状態になります。
すると、不足してしまったエネルギーを補おうと肝臓に蓄えられている物質をエネルギー代わりにして体を保とうとします。しかし、それにも限界があるので、最後の砦である「筋肉」に蓄えられているタンパク質を糖質に変えてエネルギーに代えようとします。
筋肉分解と言って、最初にあったエネルギー源を補おうと最終的に筋肉にあるタンパク質をエネルギーに代えてしまおうとしてしまうので、筋肉量も落ちてしまうという結果になってしまします。
筋肉量を減らさずに断食することってできる?その方法は?
では、筋肉量を減らさずに断食するにはどうしたら良いのでしょうか?そしてどういったポイントに気をつけて行えば良いのでしょうか?
ポイントを幾つかお話します。
アミノ酸をしっかり摂取する
なぜアミノ酸なのか?と言いますと、筋トレによく必要だと言われる「たんぱく質」はアミノ酸が沢山連なっている事でできています。
ですから、内臓器官をあまり使わず、タンパク質の元になるアミノ酸をしっかり摂る事で断食終了後もリバウンドしにくく、断食中も筋肉量を落とさないまま終える事ができます。
酵素ドリンクを飲む
なんどもファスティングのお話で酵素ドリンクは出てきたと思いますが、酵素ドリンクに含まれるブドウ糖をエネルギー源とする事で筋肉が細くなることを防ぎます。
プロテインを摂取する
プロテインにも種類がありますが、動物性タンパク質のホエイプロテインと豆乳を摂取することでアミノ酸をバランスよく摂る事ができ、筋肉も落とさず維持させる事ができます。
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断食中にオススメしない運動は?
前から筋トレを継続していた人は断食をするからと言って運動をやめたくない!と思ってしまいますよね。では断食中にやってはいけない運動ってあるのでしょうか?
知っておかないと断食中に倒れてしまったり、失敗してしまう可能性もあるので覚えておきましょう。
アドレナリンが出るスポーツや激しい運動
激しいスポーツや興奮状態になる運動は爽快感があって楽しいのですが、実は断食中にオススメはしません。断食中は交感神経が活性化し、強い疲労感を感じたり、強い空腹感やめまいを起こしやすいです。
そうなるとせっかく始めた断食も中断せざるを得なくなるので気をつけましょう。ちなみにアドレナリンが大量に出やすいスポーツは「サッカー・バスケ・ボクシング」などがあります。
それ以外にも重量上げなども空腹時に行うと内臓にダメージを受けやすくなるのでご注意を。
断食中に運動をしたくなったときは
断食中にオススメしない運動はアドレナリンが大量に出る運動と言いましたが、何もせずぼーっと座っていられない!!と言う人には「ヨガ・ウォーキング」をオススメします。
激しい運動は内臓にも負荷がかかるので断食中はやめた方が良いですが、軽くウォーキングをしたり、ゆっくりお家でヨガをやるくらいであれば筋肉の維持にも繋がります。
昨日まで運動していたのにピタッ!とやめてしまうと筋肉も徐々に落ちていく傾向にあるので、ウォーキングやヨガなど激しくない軽い運動をしておくと体も温まりリラックスできますよ!
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さいごに
断食と筋肉量の関係についてお話しました。実際しっかりとした数値でこのくらい減ります!と言うものはないですが、体の仕組みからいくと食べ物が入ってこない事から体が危険を感じて色々な場所からエネルギー源の代わりを見つけ出し使ってしまうので、結果として筋肉分解が起こり減りやすくなると言う事が分かっていただけたかな?と思います。
ただしアミノ酸を摂取したり、酵素ドリンクやプロテインと上手く付き合えれば筋肉量を減らさずに断食をやり遂げることも可能と言われているので、どうしても筋肉を減らしたくない人は取り入れてみてください。
断食中はアドレナリンが大量に出る激しいスポーツなどは控えるようにしてくださいね!