断食中に筋トレはしても良いのでしょうか?またトレーニングをする際は注意点などあるのでしょうか?断食中の筋トレについて解説します。断食をしても筋肉を落としたくない人は必見です。
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断食中の筋トレはやらないほうが良い?
結論からお伝えしますと、断食中であっても、適度な運動や筋トレはしたほうが良いです。有酸素運動などを組み合わせることによって、より良い効果につながります。断食中はエネルギーが普段より足りていないため、基礎代謝もその分落ちています。
そのため運動をせずにいると、筋肉が少しずつ衰えていくだけでなく、筋肉が脂肪に変わるという悪循環につながる可能性あります。人間の身体には「糖新生」という、身体の中のエネルギーがなくなることで、脂肪や筋肉を分解してエネルギーに変えるという仕組みがあります。
断食中は、食べ物を摂取していない分、どうしてもこの糖新生という働きにより筋肉も分解されてしまいます。断食中は、サプリやプロテインでアミノ酸やたんぱく質を摂取しましょう。必須アミノ酸のBCAAのサプリメントは、筋肉の分解も抑えてくれるのでおすすめです。
断食中におすすめの運動やトレーニングとは?
普段から筋トレや、運動をされている方は、いつもよりも3割くらいのトレーニング量にすることを意識しましょう。断食中はエネルギー不足になりがちです。筋トレをする場合は、プロティンやサプリ、酵素ドリンクを飲んで過ごすようにしてください。
短期的な断食の場合
「短期的な断食」や「プチ断食」の場合は、スクワットを中心にトレーニングすることをおすすめします。スクワットは発汗作用も高く、血行を促進する効果もあります。ダイエット向きの筋トレになります。
長期的な断食の場合
長期的な断食の場合は、筋トレではなく有酸素運動にします。ジョギングやウォーキング、ストレッチやヨガなどがおすすめです。息切れしてしまうような激しいトレーニングは避けましょう。断食中に激しい運動をすると、運動が終わった後に空腹感や強い疲労感を感じるようになってしまいます。
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断食中にトレーニングする際の注意点
断食中に運動する際の注意点は、下記の2点です。
- 負荷はかけすぎない
- こまめな水分補給を行う
断食中は、身体の中の糖が少なくなっているので、低血糖の状態になりやすいです。その状態で負荷のかかる運動をすると、貧血、立ち眩み、めまいや吐き気などの症状になる可能性もあります。無理はしないように適度な運動に留めましょう。
また人間は、普段から食べ物からも水分を補給しています。断食中は、食べ物を摂取しないので水分不足になりがちです。ただでさえ、水分が足りていない中で運動による発汗が加わってしまうと、脱水症状のリスクが高まります。断食中に運動する際は、普段以上に水分補給に気を付けることが大事です。
断食中は、無理のない運動を
断食中の筋トレは効果的な反面、無理をすると身体を壊してしまう原因にもつながります。断食は身体を健康的にリフレッシュするためのものです。正しいやり方で無理せず運動をしていくことが、成功の鍵となりますので、皆様もぜひ試してみてください。